ここでは、少年部の稽古方針や競技について少し詳しくご説明します。

少年部は現在3歳から中学生までが所属しており、中学生については本人の希望と成長度合いに併せて一般部への参加が可能です。

▼子ども達の「やってみたい」という気持ちを尊重します
「出来なさそうなことにチャレンジしてみる」「目的を達成するために少し踏ん張ってみる」その中で「出来ることが増えていく」そういった環境づくりを重要視しています。
子ども達の「やってみたい」という気持ちを大切にし、不安な気持ちが強い子には会話をしながら、前に踏み出すための手助けをしていきます。

無理矢理やらせるのでは無く、子ども達が自分の気持ちに折り合いをつけながら一歩ずつ進んでいくことによって、感情と思考をコントロールする術を身につけ、「実行する(やり切る)」力を伸ばしていくことが大切であると考えています。

従って、「(怖い先生が)恐怖をもって指導する」「大人が無理矢理やらせる」といった指導は行いません。

試合や昇級審査についても、本人が望めば参加可能ですが、道場側から出場を強制することはありません。​

▼痛みに耐えて身体を強くするといった指導は行いません
武道の本質として、強くなるためには身体の痛みに耐える経験が必要であることは否定できませんが、それは「耐え得る身体が出来ている」ことが前提です。
特に子ども達は「小さい大人では無い」と言われる様にまだ身体が未発達であり、衝撃に対して大人よりも注意が必要です。

当道場では、まずはディフェンス(防御)の技術を優先的に学びます。また、組手(対人)稽古についても、上手く技を繋げる、フェイントをかけるといった技の駆け引きを重要視し、強く攻撃し合うことはしません。強く攻撃したい場合は、大人、または明らかに体格差や技術差のある帯上の生徒が相手をします。


ギャラリーページを見ていただけると道場の雰囲気が少し感じられるかと思います。

▼本質的な感情に向き合う中で「思いやり」の心を身につけていく

武道や格闘技は幾らきれいな言葉を並べようとも、人を倒す技術を学ぶという野蛮な側面があることは事実です。
一方で人を制圧したい、倒したいという本能的な感情に正面から向き合い、疑似的な戦いの中で感情をコントロールする力を身につけることこそが、武道が他のスポーツとは大きく異なる部分であると思います。
例えば、組手(対人)稽古をやっていると強く叩きたくなるし、自分だけが攻撃したくなります。

そこで相手を観察しながら(自分より大きな子なのか、まだ技量が未熟なのか)、時には攻撃を受けてあげたり、優しくやってあげたり等、感情をコントロールし、適切な行動に移していく経験の積み重ねによって、相手を「思いやる」ことを自然と身につけていきます。
 

▼バランス良く身体の成長を促します

子どもの成長において良く引用される「スキャモンの発育曲線」では、プレゴールデンエイジ(5~9歳)、ゴールデンエイジ(9~12歳)において、神経系(脳と身体を繋ぐ神経回路)が著しく発達し、この時期に多様な動きを取り入れた運動を行うと、発達に良い刺激を与えることが出来るとされています。

空道においては、蹴る際の片足立ちで行う動作の中で「バランス力」、強く攻撃を出すための「瞬発力」、動き続けるための「持久力」等を求められ、それらを統合しダイナミックに連動させるための「協調運動」が求められます。

特に空道においては、打撃だけでなく組技もあることで、伸ばす力(伸筋)だけでなく、引く力(屈筋)も必要であり、バランス良く身体の発達を促進することができます。
 

▼稽古中の保護者の見学・見守りは不要です

道場の方針としては、道場にお子さんは預けている1時間くらいは保護者の皆さんも子育てから解放 され、ゆっくりして頂きたいと思っています。意外と保護者がいない方が本人達も真面目に稽古する、といったこともありますので安心してお任せください。
また、基本的には少年部の後は一般部の稽古をしていますので、稽古の終了時間ぴったりにお迎えに来ていただく必要もありません。
子ども達はその日の体調や気分の波も大きく、学校のイベント等、色々な行事が重なることも多いかと思います。稽古は週5回実施していますが、出席・欠席について事前に連絡いただく必要はありません。参加する曜日を決める必要もなく全ての稽古について自由に参加ください。

 

色々記載させて頂きましたが、私自身もまだまだ未熟な中、子ども達に偉そうに言っていることが言行不一致とならない様に反省しながら、一緒に成長している日々です。

​武道のことであったり、「空道」という競技について、良く分からないことばかりかと思いますので一度体験してみてください。特に小さい子達はその日の気持ちの波も大きく1回で判断できないことも多い為、少年部は2回まで体験参加(無料)可能です。

                                大田支部支部長 中村知大

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